
均一ではない素材の揺らぎや個性を価値と捉え、自然と共に生きるテキスタイルづくり
KURASIKUは、綿や麻、和紙、竹、大麻、パイナップルといった自然由来の素材に注目し、従来市場に存在しなかった新しいテキスタイルを開発しているブランドです。私たちの基本理念は「自然のものを自然のままに活かす」ことにあります。素材が本来持つ特性――通気性や吸湿性、独特の風合い、色や質感の揺らぎなど――を人工的に整えすぎるのではなく、むしろその不均一さや個性を「美しさ」として引き出すことを重視しています。

つくる過程で廃棄生地を一切出さない。独自の製造スキームと仕様へのこだわり
一般的なオーダーカーテンは希望サイズに合わせるために大きな生地を用意し、裁断の際に多くの廃棄が発生します。KURASIKUはその課題を解決するため、裁断を必要としない既製カーテンでの製造にこだわっています。また通常は切り捨てられる生地耳もデザインとして活かし、さらにキズや難があって商品化できない部分は布雑貨として再生。すべての素材に新しい命を吹き込み、無駄のない循環型のものづくりを実現しています。

プラスチックフックは使わないという選択。縮みなどの特性も味わいとして楽しめる工夫を
一般的に使われるプラスチックフックは用いず、KURASIKUはオリジナルの布紐で吊るスタイルを提案しています。自然素材のテキスタイルは洗うと縮み、時を経ると色褪せます。しかしそれらを欠点ではなく味わいとして受け入れ、布紐の長さを調整するだけで手軽に丈感を変えられることでリカバー。ライフスタイルが変わってもカーテンとしてだけでなく、間仕切りや目隠し布など多様な使い方を楽しめます。

自然と共生する布、使うではなく育てるという感覚を
日本には古くから大切にしてきた「自然と共生する」という価値観があります。自然から与えられる恵みを受け取りながら、必要以上に加工せず、持続可能な形で生活に取り入れる。この姿勢は日本の文化や生活美学に深く根付いており、『KURASIKU』のものづくりにも脈々と息づいています。大切にしているのは、健康や環境へ配慮しながら、人の心と体に自然に溶け込むテキスタイルを創造すること。作為を最小限にとどめつつ自然の美しさを引き出すことでテキスタイルを通じて暮らしに癒しをもたらし、美しいエネルギーを循環させる存在であり続けることを目標としています。
